ユーザーがGoogle Driveにアップロードしたファイルを削除してはいけない理由
※この記事は「Why you shouldn’t delete files uploaded into Google Drive by users」を翻訳したものです。
こんにちは、日本で最も有名な消しゴムである「モノ消し」をご存知ですか?私も長い間愛用していました。信頼できる消し心地とシンプルなデザインで、長年多くの日本人に愛されてきました。
ところで、消しゴムで一度消したものは二度と出てこないのではないでしょうか?はい、そうです。でも、最近のGoogle Driveは何かが違うかもしれません。
問題:Google Driveが消去された共有データを所有者に送り返す
長年、私はGoogle Driveを使ったシンプルなシステムを運用してきました。それは、ユーザーが情報を記入してアップロードしたPDFを集めるというシンプルなシステムです。このシステムでは、アップロードされたPDFを別の場所にコピーしてから、元の(ユーザーがアップロードした)PDFを共有フォルダから削除します。
削除されたファイルは本当の意味での削除ではなく、誰にも参照されない状態になってしまいますが、あまり大きなサイズではなかったので問題ありませんでした。
しかし、最近になってこの仕様が変更されたようです。2020年の秋頃から、ユーザーが共有しているファイルをシステムが削除すると、そのユーザーのマイドライブに表示されるようになったようです。
ITに詳しくないユーザーがほとんどだったので、アップロードしたはずのファイルが突然マイドライブに現れたことに驚き、戸惑っていました。
この変更により、多くのシステム管理者の間で混乱が生じているようです。議論の詳細はこちらをご覧ください。
この問題にどう対処したか
当初、アップロードされたファイルの所有者を変更して、ファイルを完全に削除することを考えました。しかし、現在、Googleアプリ(Docs、Sheets、フォルダなど)で作成されたファイルを除き、Google Drive APIを介して所有者を変更することができないため、できませんでした。
結局、次のような方法をとることにしました。
1. ゴミ箱用の専用フォルダを作る。
2. システムは、ユーザーがアップロードしたファイルをそのフォルダに移動させる。その際、ユーザーのGmail名でフォルダを作成して分類する。
非常にシンプルですね😅。ご存知のように、この方法にもオリジナルの方法と同じ潜在的な問題があります。ユーザーは自分の容量を消費しているファイルがどこにあるのかを簡単に知ることができません。しかし、私のようにユーザーが扱っているファイルのサイズがそれほど大きくない場合には、これは問題にはならないと思います。
この情報があなたの役に立つことを願っています😊。